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活動報告

2014年5月のバックナンバー

西九州ツアー活動報告

2014年5月16日

4月30日(水)~5月2日(金)まで、佐賀県、長崎県 福岡県を回る西九州研修ツアーを行い、「GS世代研究会」メンバーを中心に30人が参加しました。

「GS世代研究会」の行事、企画「㈱グッドセレクト」、そして主催クラブツーリズム、
利用航空機JAL、として実施、訪問先は、有田町、ハウステンボス、嬉野温泉大正屋、関家具、ふくやという「GS世代研究会」の幹事・一般会員のご協力での研修ツアーでした。幹事の佐賀県の運営する九州陶磁文化館の鈴田由紀夫館長にもご案内いただくなど、「GS世代研究会」の連携の上成り立ったツアーであり、関係の皆様に深く感謝いたします。

羽田からおよそ2時間、JAL便で長崎空港に到着した私たち一行を有田町役場の深江亮平さんと山口毅さん、久保田道彦さんが出迎えてくださいました。
有田までの道すがら深江さん、山口さんが有田町の基礎知識をクイズ仕立てでご紹介いただきました。
最初の訪問は「柿右衛門」
第15代当主にもお会いし、芸術品の数々に皆ため息をつきました。
昼食会場で有田町の他のメンバーや県庁から挨拶に来ていただいた光武一さんも加わり、
有田の器に彩られた「有田御膳」をいただきながら、談笑に花が咲きました。
また有田歴史民俗資料館の尾崎葉子館長に有田の焼き物の歴史をご説明いただきました。


 1kakiemon_kama.jpg有田柿右衛門窯 

2aritagozen.jpg有田五膳

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有田歴史民俗資料館の尾崎葉子館長
 

午後は「九州陶磁文化館」を訪問、鈴田館長のざっくばらんな説明と、特別に展示物に手を触れさせていただく取り計らいで これまでにない体験ができました。

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鈴田館長(中央)

 

続いて「泉山磁石場」へ。
巨大な岩山が迫力ある断面をむき出しにしています。
400年まえ 朝鮮陶工、李参平がこの磁石に目をつけ有田での陶磁器生産が始まりました。
現在は天草の石を主に使用していますが、有田のルーツを目の当たりにし、一同感激でした。
その後歩いて陶器市会場へ
有田陶器市は130万人が集まりますが、この日は平日で比較的ゆっくり歩くことができました。
焼窯の残骸で作られたドンパイ塀の屋並みの路地にある「辻常陸窯」へ。

 

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辻常陸窯の作品
 

ここは現在に至るまで宮中御用達の陶磁器を作っています。
菊の紋章付の皿などを間近に見てあらためて有田の凄さを実感しました。
自由散策の後「小路庵」で一服、ここはもともと初代有田町長でありTOTOの社長でもあった江副孫右衛門さんの生家で大正時代に建設されました。ここで有田女性懇話会の西山美穂子さんや町役場観光課の大串玲子さんたちからお菓子とコーヒーの接待をいただきました。
短時間に効率よく陶器市を見学し、地元の皆様のおもてなしに一同深く感謝し有田町を後にしました。

バスで1時間、ハウステンボスへ。
最上級ホテル「ヨーロッパ」の体験宿泊もマーケティングツアーのテーマ。

私たちは夕食にスランス料理を楽しみ、夜の人気イベント仮面舞踏会や3Dデジタルマッピングなど「大人が満足するハウステンボス」を体験しました。

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ハウステンボスで毎夜開かれる仮面舞踏会

 

翌朝は西村晃が一行を案内し、運河の袂の高級リゾート地を体感できる「フォレストヴィラ」を散策しました。

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「GS世代」に人気のフォレストヴィラ

 
ここは現在は入場料を取らないフリーゾーンに当たり、将来のハウステンボスの方向性を実験する場にもなっています。

★そのあとハウステンボスの柚木達矢さんから説明をいただきました。

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柚木さんの講演をきく

 
ハウステンボスの地は1969年、工業団地の開発から始まりました。
しかし、石油ショックで工業誘致に失敗、ヘドロによる埋立地は草木も生えない土地でした。
対岸に長崎オランダ村が1983年開園し、1986年には入園者数200万人を記録しました。現在のハウステンボスの10分の1の面積でこれだけの人を集めたために、交通渋滞が激しく、この工業団地の土地を駐車場にして、長崎オランダ村に船で運ぶこと計画が持ち上げりました。これがハウステンボスの始まりです。
創業者の神近善邦氏は、「1000年の街つくり」を掲げ、ハウステンボス構想を1987年に発表、1990年工事が開始されましたヘドロではない土壌開発からやり直し、護岸工事などを経て、グランドオープンまでその投資規模は2200億円になりました。
開園後、22年を経て152haの園内は木々も成長、ハウステンボスというまさに「森の家」に成長しました。この広さは、TDLとTDSを足してもまだなお広いという大きさです。
ハウステンボスは開園当初から、当時の技術水準の最先端を行く循環都市つくりを構想しました。
「コ・ジェネレーション」で天然ガスによる、発電や空調、給湯などを実現、ごみのリサイクル、高度下水処理システムなどの地下設備を持ち、これは今も廃棄物や汚水で大村湾を汚さないシステムとして受け継がれています。
また海の生態系を守る石積みの護岸にこだわるなど、テーマパークのコスト水準では考えられない環境都市つくりを実践してきました。
また本物を忠実に再現するという考え方も一貫しています。
「パレスハウステンボス」はオランダのベアトリクス女王陛下の宮殿を再現したもので、建物の設計図を譲り受けて忠実に再現されています。


入場者の最高は387万人、リーマンショックで141万人まで落ち込み、ついに会社更生法が適用、佐世保朝長市長はこの園で働く3000人が職を失うことは大問題、何とか残したいと、九州経済界にお願いしたといいます。
再建責任者としてHIS澤田会長に白羽の矢が当たったのは、こんな時期でした。会長は三回目の懇願にようやく承諾、再建経験者として、またベンチャー企業創業者としての手腕を買われたものでした。

テーマパークが成功する3つの要素を澤田さんは、
1、近隣に大規模マーケットがあること
2、アクセスが充実していること
3、ブランド力を有していること
だといいますがこの3つの要素をハウステンボスが持っていないことが最初固辞した理由でした。

「世界の人々に喜びと感動を提供し、新しい観光都市を想像します。オランダにこだわらず、顧客ニーズにあったサービスを提供します」と澤田さんは宣言します。


再建1年目は、フリーゾーンを設置し、有料ゾーンの賑わいを創出しました。再建2年目 でサニー号を登場させ、アニメ one pieceを中心として上海航路を開通させました。また、並行してベンチャー企業の誘致を開始、経費削減を行いながら、サービスのクオリティアップを両立させました。

黒字化達成に向けた3つの指針は以下、
1、明るく 元気に 楽しく!
2、みんなできれい!
3、2割の効率化
歩くスピードを1,2倍にして、指示や課題をこなしてくださいと社員に言ったといいます。

18年間赤字が続くとみな半信半疑だったようです。
しかし、結果は半年で開業以来初の経常損益の黒字化を達成できました。

こだわりは「世界一、日本一、日本初」そして「ブランド力つまりオンリーワン、ナンバーワン」です。
アニメに出てくるサウザンドサニー号にのって航海にでる、これは世界初の試みです。
また、光の王国としてライトアップも手掛け、当時の500万球は国内最大級でした。これを700万球そして翌年には820万球まで増やし、現在は最新の3Dプロジェクションマッピングを展開しています。1月・2月の閑散期はこれらが大きな集客効果を発揮します。
「チューリップ祭り」では日本でもっとも多い650品種が色鮮やかに咲きほこり、「The Maze 大迷路」ではまた、広大な敷地を生かしたアトラクションになっています。
近年のハウステンボスで話題になっているのが、「100万本のバラ」、
盛大にバラが咲き誇る空間は素晴らしいとしかいえません。
このように今までなら閑散期とよぶ時期が、新しいアトラクションやシステムを導入するとで、繁忙期に変わっています。 
チューリップ祭りを超えるイベントにするために現在は「オールドローズガーデン」に力を入れています。  
フリーゾーンでは将来のビジネスを育てる試みがなされています。
英語教育の「ジャイロスコープ」という会社がハウステンボスで英語を勉強するプログラムを行っているほか、医療観光としてヘルスをテーマにハリ治療やヨガを体系的に体験できるゾーンなどを整備するつもりです。


★この後一行は自由にハウステンボス内を視察しました。
★再集合した午後は、環境設備視察ツアーを行いました。

20年以上も前のハウステンボス誕生時に造られた地下共同溝や海水淡水化プラント、天然ガスからエネルギーを作り出す「コ・ジェネレーシュンシステム」、下水の高度浄化システムなどがいまも活躍しています。当時は世界最先端の都市プラントでした。
いまも国内はもとより世界から見学が来ます。
今回一行はハウステンボスに来て最大に収穫はこの地下施設を見学できたことと感想を述べていました。

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淡水化プラント
 

こうしたハウステンボスの環境設備は太陽光パネル7000枚をさらに売電用に8000枚増設するなど将来に向けた投資をしています。ゆくゆくはロボットがもてなしをするホテルなどへ応用してゆく計画もあるそうです

★3日目はまず佐賀県武雄市立図書館の見学を行いました。
武雄市図書館の開館は平成12年、入館者数の推移をみると14年度の約29万4700人の過去最高から23年度には約25万5800人まで減少、また図書館の利用者数では21年度の約9万4000人が最高で、図書貸し出し数もこの年は約38万1200冊となっていました。
「もっと多くの方に利用していただきたい」と願った市長は「365日・年中無休の図書館」を目指し、「行政でできなければ民間の力を借りてでも」と思っていた矢先、代官山蔦屋書店OPENの番組を観て、「市民のための図書館のイメージと完全に一致した」。早速、上京した市長は、偶然路上で出会った増田社長に「武雄市の図書館をお願いします」と懇願、平成24年5月4日、ついに地方自治体である武雄市とCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)との間で、基本合意が締結されました。市民の生活をより豊かにする図書館のために企画会社CCCのノウハウを導入するのです。
提携により図書館で実現する市民価値は9つ。
1、20万冊の知に出会える場所(開架10万冊から20万冊へ)
2、雑誌販売の導入(ライフスタイルの提案)
3、映画・音楽の充実
4、文具販売の導入
5、電子端末を活用した検索サービス(i-pad)
6、カフェ・ダイニングの導入(スターバックスの出店)
7、「代官山 蔦屋書店」のノウハウを活用した品揃えや
サービスの導入(自動貸出機、分類方、空間など)
8、Tカード、Tポイントの導入(同意、選択制)
9、365日、朝9時から夜9時までの開館時間
⇒指定管理者制度によりサービス拡充と行革を実現する!
 平成24年5月CCCと基本合意の締結から平成25年4月開館までの約11か月の間に、
市議会で指定管理者制度の導入と指定を行い、改修等の予算計上と実際の改修工事や図書の移動作業を並行して進めたそうです。
 市民の皆さんが具体的にこの図書館をどんな風に楽しんでいるか、いくつか紹介しましょう。
① 映画と音楽が楽しめる
館内に蔦屋書店が併設、在庫数DVD5万枚、CD3万枚。図書館と合わせた豊富なジャンルを楽しめます。
② Tカードが図書館の利用カードになる
提携先の多いTカードが図書の貸し出しカード。併設のスタバでもTポイント利用可能。
③ コーヒーと本が一緒に楽しめる
併設されたスタバで館内にあるすべての本をコーヒーを飲みながら読めます。
④ セルフカウンターの設置
1台で図書館の本の貸し出しと蔦屋書店の販売(レジ)の両方が可能。このカウンターでTカードで図書を借りると1日1回3ポイントが貯まる仕組み。
 開館1周年の2013年度を11年度と1日平均で比較してみましょう。来館者数は867人から2529人に、貸出利用者数は280人から460人へ、図書貸出数は1153冊から1494冊へ大幅に伸びています。さらに驚くことに貸し出し利用者の中に県外居住者が11.6%もいることです。これは武雄市を来訪する観光客が増え、市そのものに好影響を与えていることに他なりません。

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武雄市図書館
 

★関家具

社長は一日16時間働け、というのがモットーです。
棺桶に片足突っ込み、あとの片足突っ込む寸前まで火の玉のように生きる私の人生。
お客様のため、社員のため、地域社会のために働きたいと考えています。
健全経営を旨とせよ、というのがわが社の社訓で、創業以来46年一期も赤字はありません。これを継続することが大切です。
必要なのは「体力気力知力」、短気は敵なりで、「怒らず、焦らず、あきらめず」の精神で目的達成にまい進しています。クールにビジネスライクに感情を抜き、「ミッション パッション ピジョン」を掲げ、失敗しても悔やまず、なるようになることが一番良し、としています。
「楽しくなければ仕事じゃない。やりたいことは任せる、文句は言わん、責任はすべて社長がとるから思い切ってやってください」と社員には常に言っています。社員は最も有能な社長のコンサルタントですから。
インプットのために毎年世界の主要都市の新しい業態&繁盛店を視察し、研修を行っています。
「会社をつぶすな 油断をするな」常に危機意識を持ち、緊張感を常にもて、とも言っています。


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関家具は一枚板の販売に力を入れる

 

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関文彦社長

                    

このあと、福岡市内に入り
味の明太子「ふくや」の経営する明太子博物館「ハクハク」を見学しました。
これまでの工場見学に加えて明太子の歴史を学べる博物館として、学習の場となっています。

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昨年ふくやがオープンした明太子博物館「ハクハク」 

 

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明太子製造ラインも見学できる

 

創業者川原俊夫さんがスケソウダラとプサンのキムチの味で作った明太子が、福岡の業者にレシピを開放して皆で一大産業に育てたことを改めて学び、同社が地域のリーダーとして今日まで果たしてきた役割の大きさを実感しました。

3日間に内容満載の研修旅行でした。

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