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2016年5月のバックナンバー

北杜市見学会 報告

2016年5月23日

『付加価値農業で豊かな地域づくり~北杜市で学ぶ先端経営~』報告

2016年5月18日・19日にかけて北杜市見学会が開催されました。
両日とも素晴らしいお天気に恵まれ、参加者の皆さんは見学箇所を回り、北杜市の自然や環境を生かした新たな農業展開を熱心に見学しました。

【5月18日(水)】
韮崎駅に13時前に集合、バスに乗り換え、見学会スタート。
① 村上農園 2011年11月に日本最大の豆苗専用植物工場が完成、約2週間前後で豆苗を栽培、月間300万パック(昨対1..5倍)を生産している。
オランダからの技術導入で、集中管理室で生産工程中の環境及び稼働機器のモニタリング及びコントロールを行っている。
高品質・クリーン・安定供給・安定価格等を図る。また、本来は含まれないビタミン12などを付加することにより、機能性成分食品として支持されている。
今後増産となると、交代制となり、人材の確保が難しい。

160518_1.jpg 村上農園

② 農業生産法人 アグリマインド
2015年2月、通年で収穫できるカゴメオリジナル品種「高リコピン」トマト(生食用・カゴメ㈱と契約栽培)を栽培する温室が完成。
温室はオランダ最先端技術「セミクローズド方式」を採用。外気を遮断するため病害虫の発生が少なく、減農薬できる。
トマトは生産量が日射量に比例する。この温室では10aあたり75tを生産(日本平均30t)。
受粉はクロマルハナバチ、約8万株のトマトはヤシの実を使った養液で10カ月で栽培される。
温室は高さ約7m、35段ある栽培棚は上と下とでは、約7週間収穫時期が異なる。

160518_2.jpg アグリマインド

 

時間の余ったこの日は、白倉北杜市長のご好意で『平山郁夫シルクロード美術館』を見学、平山郁夫氏がここから見る冨士は絶景、といって自ら建てた美術館で思いがけず絵の鑑賞もできた。

160518_3.jpg

 

③ 北杜市説明会
「GS世代研究会」一般会員の㈱エムアンドエムサービス直営のホテル「風か」にチェックイン後、白倉北杜市長から北杜市の説明。
「北杜市は2004年11月に北巨摩郡7町村(明野村、須玉町、高根町、長坂町、大泉村、白州町、武川町)が合併、さらに、2006年には北巨摩郡小淵沢町も合併して誕生した。

北杜市の夢はいろいろあるが、中でも『知的財産集積の町』としたい。美術館等文化施設が多いこと、首都圏のホワイトカラーたちの別荘および彼らのリタイア後の移住など知識層が多く集まる町としたい」

続いて濵井産業経済部次長より近代農業の具体的な成功例が語られた。
「養蚕の衰退により桑畑が農作放棄地となった。地主と話し合い、土地の交換等大改革を行い、大規模な農業用土地として生かした。これには北杜市の環境的優位点がある。日照時間が長い、名水がある。夜温が低い、気象災害が少ない、企業が望む大規模な圃場の確保が容易など。
現在の農業型企業参入は19社。イオンあぐり創造、㈱村上農園、アグリマインド、明野九州屋ファーム、ミサワワイナリーなど」

この後は北杜市の市役所職員の皆さんを交え夕食。
普段、なかなか聞けない行政の話や会員同士の親交など、和やかな懇親会となった。

160518_4.jpg 白倉市長講演

160518_5.jpg 北杜市幹部講演

160518_6.jpg 懇親会


【5月19日(木)】
① シャトレーゼ白州工場
卵や牛乳、水、果物など菓子製造に必要な素材を地元の契約農家や農場より直接仕入れ、その生産地で菓子作りを行う「ファームファクトリー」工場として2006年完成。冷凍工場としては国内最大。
200~300人の雇用を創出。甲斐駒ケ岳の名水を使用することで、餡は固くならずに炊き上がる。80種類の餡は平均10t/日、ピーク時は20t/日の生産、カキ氷アイスは15000個/h、棒アイスは
24000個/hを生産。この後、中島商品企画部長よりさらに詳細な企業説明と出来立てのお饅頭を試食。
「安全で美味しいお菓子づくりをさらにめざす」という。

160519_1.jpgシャトレーゼ白州工場

② 道の駅こぶちさわ
温泉宿泊施設を併設して2004年に完成、体験プログラムや地元農産品なども多く揃え、賑わっている。
4月に駅長となった清水氏から詳しい話があり、道の駅としては、年商約3億6千万。地元ボランティアや有志たちが運営に協力的という。

160519_2.jpg 道の駅こぶちざわ

160519_3.jpg

  
各自、見学と昼食を自由にとり、小淵沢駅で解散となった。
   

今回の見学会は、付加価値農業というテーマが主であったが、TPP問題などもあり、消費者がより安全な食品を求めているのは間違いない。
そんな中で安心安全はもちろんのこと、さらなる機能性を付加したものをより安定的に供給できるかどうか、がカギのようである。
参加者の皆さん、お疲れ様でした。

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